JFEエンジニアリング、出光興産向けクリーンアンモニアパイプラインFEED業務を受注、国内初

・コンビナートにおける大規模クリーンアンモニアサプライチェーン構築支援業務

 JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は3月6日、出光興産が主導する周南コンビナートクリーンアンモニア供給拠点整備事業におけるアンモニアパイプライン敷設及び付帯工事に関するFEED業務を受注し、昨年より実施していると発表した。

 クリーンアンモニアのパイプライン敷設に関するFEED業務の実施は、国内初となる。出光興産は、2030年までの周南コンビナートにおける年間100万t超のカーボンフリーアンモニア供給体制の確立に向け、2022年度より周南コンビナート各社と共同で、既設火力発電の燃料である石炭からアンモニアへの転換の検討を進めている。この取組は、コンビナートにおけるアンモニアのサプライチェーン構築に向けたファーストムーバー(最先行事例)として、他地域のコンビナートへの展開が期待されている。

 JFEエンジニアリングは、出光興産の徳山事業所 大浦地区から西地区を経由し、トクヤマ東工場に至る総延長約10kmのクリーンアンモニアパイプライン敷設及び付帯工事に関するFEED業務を、2022年度のFS業務、2023年度のPre-FEED業務に続き、出光興産から受注した。同業務では、パイプライン建設のトップランナーとしての豊富な実績と最先端の技術・知見を活かし、クリーンアンモニアパイプライン敷設及び輸送の検討を行う。

 今後もJFEエンジニアリングは、アンモニア、水素、CCU/CCUS、蓄電池、再エネ発電に関するプラント及びパイプラインの建設等を通じて、2050年のカーボンニュートラル実現に貢献していく。

 詳細は、ニュースリリース