ヨネックス、生産ネットワーク拡大に向け、富山県立山町にバドミントン工場を新設

・立山町との進出協定を締結   

 ヨネックス(東京都文京区)は3月4日、持続的な供給体制の構築と、さらなる生産能力の向上により、世界中のより多くの顧客に製品を届けていくため、富山県立山町にバドミントンラケットおよびバドミントンストリングを製造する新工場を建設することを決定したと発表した。また、これに伴い3月4日に立山町との進出協定を締結した。

■世界のバドミントン市場の成長とヨネックスの挑戦

 近年、バドミントンは世界中で注目が高まり、その市場は成長の一途をたどっている。これに伴い、ラケットやストリングなどのバドミントン用品への需要も高まり、ヨネックス製品への期待も非常に大きくなっている。ヨネックスとしては、最高の製品を創り出し世界のより多くの顧客に絶え間なく届けていくため、生産能力の向上と供給体制の強化を目指し、新たに富山県での工場新設を決断した。

■バドミントンが根付く富山県に新たな生産拠点を

 今回の新工場設立にあたり、既存の新潟工場、東京工場や東京本社との連携のしやすさと、全国的に見ても比較的自然災害が少ないという点を重視し、富山県への進出を決定した。特筆すべきは、富山県には、S/Jリーグ※2024で12回目の優勝を飾り、世界で活躍するトップ選手を輩出してきた実業団チーム(トナミ運輸バドミントン部)があり、バドミントンが根付いた地域でもある。ヨネックスは、新工場の設立を通じて地域とのつながりを深め、富山県のスポーツ振興にも貢献していきたいと考えている。

■創業の地・新潟で培ったものづくりの精神を受け継ぎ、さらなるイノベーションを追求

 ヨネックスは、新潟・長岡で創業し、長年にわたりものづくりの技術を磨き続けてきた。これからもヨネックスの主要な生産拠点であり続け、その歴史と価値観を大切にしていく。ものづくりの精神と技術を受け継ぎながら、さらなるイノベーションを追求し、立山の地からも、世界のお客様に向けて、MADE BY YONEXの高品質・高性能な製品を世界に届けていく。

※S/Jリーグ:男女各12チームが集い、国内実業団チームの頂点を決めるバドミントンリーグ

<新工場用地>
「立山インター産業用地」(富山県立山町沢端・野町地内)富山県中新川郡立山町

<新工場概要>
事業内容:バドミントンラケットおよびバドミントンストリングの製造
敷地面積:26,040㎡
竣工:2027年(予定)

 ニュースリリース