・防衛製品の旺盛な需要に対応
東京計器は12月25日、那須工場敷地内に防衛機器を取り扱う「防衛管理棟」を竣工し、稼働を開始したと発表した。防衛予算の増加を背景とした需要の急増や将来の新製品開発に対応し、生産体制の整備や防衛事業に携わる人材確保にも注力していく。
那須工場は長年に亘って陸海空の自衛隊が保有する航空機や艦艇向けの搭載機器を多数手掛けてきた。昨今の防衛予算増額に伴って防衛事業の受注残高は過去最高を更新しており、引き続き旺盛な需要が予想されている。増産へ向けた生産場所の確保、そして新たな製品開発の対応などに向け、建設費約15億円を投じ、「防衛管理棟」を新設した。
目下の増産体制の構築や将来の新製品の開発・生産を取り扱うための十分な広さを確保。さらに、防衛事業の管理・調達部署を集約し、スムーズな生産体制を実現する。また、GHG排出量削減に対応するため、屋上へ太陽光発電を設置可能とするほか、高断熱仕様とすることで空調効率を向上させ、消費電力を削減する。
東京計器は、今回の防衛管理棟に迅速かつ最適な生産体制を構築し、我が国の防衛力強化に貢献していく。
<新工場棟の概要>
所在地 : 栃木県那須郡那須町高久甲3-1(那須工場内)
名称 : 防衛管理棟
総床面積 : 5,580m2
投資額 : 約15億円
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