クボタは12月6日、グループの在ドイツ建設機械製造・販売会社であるクボタバウマシーネンGmbH(以下、KBM)が、中長期的に需要拡大が見込まれる欧州市場向けミニバックホー(ミニショベル)の生産能力を2028年までに現状から約4割引き上げると発表した。
■背景とねらい
クボタのミニバックホーの主力市場の一つである欧州では、老朽インフラの更新をはじめとする都市部での底堅い工事需要や住宅建設需要に支えられ、中長期的にさらなる市場の拡大が見込まれている。
クボタが目標に掲げる2028年の建設機械事業売上高1兆円の達成に向けて欧州市場の成長を取り込むためには、生産能力の増強が不可欠。
KBMの既存の生産拠点には拡張の余地がないことから、近隣に建設機械の製造に転用可能な土地・建物を取得し、新工場を立ち上げる。2026年から順次生産を開始し、2028年を目途にKBMにおける主力のミニバックホーの生産能力を現在の約140%まで引き上げる。
<新工場の概要>
所在地:ドイツ連邦共和国ラインラント=プファルツ州ツヴァイブリュッケン市
敷地面積:約8.7万m2
生産品目(予定) :ミニバックホー、ホイールローダ
生産開始時期:2026年中頃から順次(予定)
<KBMの概要>
社名:Kubota Baumaschinen GmbH
所在地:ドイツ連邦共和国ラインラント=プファルツ州ツヴァイブリュッケン市
代表者:松尾俊孝
事業内容:建設機械の製造・販売
生産品目:ミニバックホー、ホイールローダ
敷地面積:約7.5万m2
従業員数:800人(2024年9月現在)
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