カヤバ、知多鋼業を完全子会社化へ

 カヤバは11月11日、知多鋼業に株式公開買い付け(TOB)を行い、完全子会社化すると発表した。2025年1月下旬の開始を目指し、TOB価格は1株当たり2,010円。買収額は約170億円の予定。知多鋼業は同日、株主に対し、カヤバのTOBへの応募を推奨すると発表した。

 カヤバは8月末時点で知多鋼業株の11.56%を保有する筆頭株主。知多鋼業は、カヤバに対し、サスペンション向けの線ばねや、ショックアブソーバーに使われる薄板ばねを供給している。また、両社でインドネシアやチェコ、中国で線ばねなどを製造する合弁会社を設立している。完全子会社化によって、部品調達網の強靱化やコストの低減を図りたい考え。

 詳細は、ニュースリリース (カヤバ)

 ニュースリリース(知多鋼業)