古賀電機(東京都品川区)は横浜市鶴見区に半導体製造装置部品の生産拡大に向けた新工場建設と生産設備を導入する。神奈川県は8月22日、地域経済牽引事業計画を承認したと発表した。
同社は樹脂の精密切削加工に特化した企業で、主に半導体製造装置部品の製造を中心に業績を伸ばすとともに、最近では医用機器の部品製造にも取り組んでいる。一部を中国工場(上海古賀精工)で製造しているが、国際情勢の不安定化等による将来的なリスク拡大が課題となっている。また、主要顧客からの増産要請もあり、生産能力の拡大が急務となっている。
横浜市内に新たに工場を建設し、自動化・省力化設備の導入により生産能力の拡大を図るとともに、神奈川県内の新たな販路を開拓する。これにより、付加価値創出額2億9,200万円を目指す。
<新工場の概要>
企業名 :古賀電機株式会社
事業実施場所:横浜市鶴見区獅子ヶ谷2丁目34番48号(横浜工場)
営業品目 :工業用プラスチック製品加工業
階数:地上4階建
延床面積:2,136㎡
着工予定:2024年9月
竣工予定:2025年11月