鹿島、ブレーカに搭載した3Dレーザスキャナで切羽のアタリ判定を自動化

・「アタリガイダンスシステム」に遠隔操作ブレーカを組み合わせて切羽の無人化も実現

 鹿島建設は7月23日、次世代の山岳トンネル自動化施工システム「A4CSEL for Tunnel」(クワッドアクセル・フォー・トンネル)の開発を、神岡試験坑道(岐阜県飛騨市)で進めているが、このほど、施工ステップの一つである発破後のアタリ※1判定の自動化と高速化を実現する「アタリガイダンスシステム」を、㈱演算工房(京都市上京区)と共同開発したと発表した。

 同システムは、ブレーカに搭載した3Dレーザスキャナで切羽形状のデータを取得し、アタリを定量的かつ自動で判別するもの。ブレーカを遠隔操作室から操作することにより、アタリ取り作業中の切羽の完全無人化が実現し、安全性が飛躍的に向上する。

※1 発破掘削後の地山のうち、設計断面内にあるためブレーカにより除去する必要がある部分。

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