日本建設機械工業会が6月27日に発表した2024年5月の建設機械出荷金額によると、内需は 5.7%減少の 747億円、外需は 4.6%減少の1,918億円となった。その結果、内需は 3 カ月振りの減少、外需は 4 カ月連続の 減少となった。総合計では 4.9%減少の 2,664 億円となり、4 カ月連続の減少となった。
■ 内需は 5.7%減の 747 億円、3カ月連続の増加
機種別に見ると、トラクタは 23.5%増加の 97 億円、建設用クレーンは 7.7%増加の 151 億円の 2 機種と補給部品 10.1%増加の 119 億円が増加したものの、他 7 機種が減少した。
■ 外需は 4.6%減の1,918 億円、外需は4カ月連続の 減少
機種別に見ると、ミニショベル 24.2%増加の 372 億円、建設用クレーンは 22.0%増加の 142 億円、道路機械は 86.4%増加の 44 億円、その他建設機械 4.3%増加の 263 億円の 4 機種と補給部品 4.0%増加の 204 億円が増加したものの、4 機種(基礎 機械は当月、前年同月いずれも出荷なし)が減少した。
地域別に見ると、中近東が 12 カ月連続で増加するなど、全 9 地域中 4 地域で増加 したものの、他 5 地域で減少した。
■5月の油圧ショベル国内出荷台数は16.1%減の1,274台
5月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ682台(前年同月比4.9%増加)、油圧ショベル1,274台(同16.1%減少)、ミニショベル1,548台(同14.5%減少)、クローラクレーン24台(同17.2% 減少)、ラフテレーンクレー80台(同25.9%減少)、アスファルトフィニッシャ12台(同67.6% 減少)――となった。