メッツォ、南米の銅工場 2 か所にカソード剥離機を納入

 Metso (メッツォ):2024 年 6 月 26 日

 Grupo Mexico(メキシコグループ)の子会社である Southern Peru Copper Corporation (南ペルー銅公社)は、ペルーの Ilo (イロ)および Toquepala (トケバラ)銅カソード生産工場に最先端のタンクハウス材料処理ソリューションを納入する注文をメッツォに発注しました。注文額は 1,000 万ユーロ(約17億円、170円換算)を超え、鉱物部門の 2024 年第 2 四半期の受注に計上されています。

 メッツォの納入範囲には、イロ電気精錬所およびトケパラ電解採取プロセス用のカソード剥離機が含まれています。これらの機械は、高い安全性と長期的な信頼性を確保するために、実証済みの設計に基づいています。どちらも、最新のロボット電極処理を利用して、既存のプロセスでのレイアウトと材料処理の効率を最適化します。

 メッツォの湿式冶金事業部門副社長、Mikko Rantaharju(ミッコ・ランタハルジュ)氏は次のように述べています。
 「当社は長年にわたり知識を共有し、機器を提供してきたメキシコグループとの協力関係を継続できることを嬉しく思います。イロではタンクハウスに新しいカソード処理技術が導入され、トケパラでは既存の剥離機が新しいものに交換されます。いずれの場合も、メッツォのカソード剥離機は、両工場の材料処理要件を満たす安定した生産を可能にします。」

 メッツォ は、銅精錬所向けのタンクハウス技術の大手サプライヤーです。提供内容には、独自の技術に基づく主要機器のほか、基本的なエンジニアリング、デジタル ソリューション、サービスが含まれます。

■ Metso (メッツォ)について
 メッツォは、世界中の骨材、鉱物処理、金属精錬業界向けの持続可能な技術、エンドツーエンドのソリューション、サービスにおける先駆者です。当社は、製品とサービスの専門知識により、顧客のエネルギーと水の効率を改善し、生産性を高め、環境リスクを軽減します。当社は前向きな変化のパートナーです。
フィンランドのエスポーに本社を置くメッツォは、約 50 か国で 17,000 人以上の従業員を雇用しており、2023 年の売上高は約 54 億ユーロでした。同社はナスダック ヘルシンキに上場しています。

 ニュースリリース

 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。