東邦チタニウム 、WEBTi(チタン多孔質体薄板)の新工場建設

 東邦チタニウム(横浜市西区)は6月14日、茅ヶ崎工場(神奈川県茅ヶ崎市)内にWEBTi(チタン多孔質体薄板) の新工場建設を決定したと発表した。

 地球温暖化対策として、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが進む中、CO2を排出しないエネルギーの一つとして水素が注目されており、その中でもPEM(固体高分子膜)型水電解装置などで製造するグリーン水素の需要は、年率約30%の成長が見込まれている。

 東邦チタニウムのWEBTiは、金属チタンが有する耐食性と導電性、多孔質体が有する通液性と通気性の特性を併せ持つ新製品であり、PEM型水電解装置におけるPTL(多孔質輸送層)の用途に活用できることから、今後の需要予測を鑑み、新工場の建設を決定した。

 東邦チタニウムグループはこれからもESG経営を通じて、優れた製品とサービスを提供し続けることで、持続可能な社会の発展に貢献していく。

<新工場概要>
建設予定地:茅ケ崎工場(神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎3-3-5
敷地面積:1,150㎡
延床面積:860㎡
投資額:約20億円
生産能力 :1GW相当(水電解能力換算・年間)
営業運転開始:2026年1月(予定)

 ニュースリリース