斗山ボブキャット、油圧機器メーカーのモトロール買収を決定

・垂直統合によるシナジー創出を目指す

 Doosan Bobcat (斗山ボブキャット):2024年6月12日

斗山ボブキャットは、韓国に拠点を置く油圧機器メーカーのMottrol (モトロール)の買収を目指しています。

 斗山ボブキャットは6月12日、モトロールの株式100%を2,460億ウォン(約271億円)で買収することを決定したと発表しました。

 1974年に設立されたモトロールは、韓国で初めて油圧産業に参入した企業です。モトロールは、建設機械用の走行・旋回モーター、ポンプ、メインコントロールバルブなどの油圧機器を製造しています。また、機器の電動化に対応して、インバーター技術「E-Drive」や、機械を電動で駆動・制御できる旋回・走行装置の開発も進めています。

 斗山ボブキャットのCEO兼副会長であるScott Park(スコット・パーク)氏は次のように述べています。
「モトロールの油圧および精密制御技術は、垂直統合を通じて当社のポートフォリオをさらに多様化する中で、斗山ボブキャットの成長戦略を支援する重要な機会を表しています。斗山ボブキャットとモトロールは相乗効果を生み出すと同時に、外部取引量を拡大することでモトロールの事業拡大も目指します。」

 この取引は、韓国公正取引委員会(KCTC)の慣例的な締結条件に従い、2024年9月に完了する予定です。

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