“仮設レス施工”により、交通を確保したまま車線拡幅工事を実現
㈱技研製作所は6月14日、同社の油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラーⓇ」が、令和6年能登半島地震により崩落した、「のと里山海道」の道路啓開※1における車線拡幅工事に採用されたと発表した。技研製作所グループ企業の㈱技研施工(高知市)により、土留め工※2を完了した。
下り線のみ通行可能だった道路の上り線開通に向けた車線拡幅工事にあたり、非常に狭隘な施工スペースの中、機械装置を既設杭上で稼働させ省スペースで施工できる「GRBシステムⓇ」を投入。作業場として他工法では必要となる仮設桟橋を不要とし、施工中も緊急車両等の交通を妨げることなく、早期完工を実現した。
技研製作所グループは地震発生後、1月22日に石川県金沢市に臨時事務所(能登復興支援室)を開設。2月1日より本格的に被災状況の調査、地域のニーズに合った工法技術提案を進めてきた。引き続き情報収集、発信を行い、一刻も早い被災地復興に貢献していく。
※1 災害時、早急に最低限の瓦礫処理等を行い、緊急車両等が通る救援ルートを切り開くこと。
※2 地盤を掘削する際に、周囲から土砂が崩れてくるのを防ぐために壁を設ける工事。
詳細は、ニュースリリース
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