日立、日本一の高さとなる地上約390mの「Torch Tower」向けに昇降機173台と行先階予約・運行管理システムを受注

・日立グループとして日本国内における過去最大の昇降機受注

 ㈱日立製作所㈱日立ビルシステムは6月12日、東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区内の日本一の高さとなる地上約390mの「Torch Tower」向けに、昇降機(エレベーター・エスカレーター)173台を受注したと発表した。併せて、エレベーターの効率的な配車を実現する行先階予約システム「FIBEE(エフアイビー)」および人流予測型エレベーター運行管理システム「FI-700」のほか、ロボットのエレベーター利用を実現する機能を提供する予定で、昇降機とデジタルソリューションを組み合わせることにより、利用者の快適な移動と効率的なビル運営に貢献する。

 今回の受注は日立グループとして日本国内における過去最大の昇降機受注。また、62階から屋上の展望施設に通じるエスカレーター2台は、屋外型として日本一の高さ*に位置するエスカレーターとなる。

*2024年5月時点、日立調べ。地上約368m(下部)~約376m(上部)の位置に設置予定。

 「TOKYO TORCH」街区は、東京駅周辺で最大となる敷地面積約3.1haに及ぶ大規模複合再開発であり、大手町連鎖型都市再生プロジェクト第4次事業として、街区内の下水ポンプ所および変電所といった都心の重要インフラの機能を維持しながらA~Dの4棟のビル開発が進められている。

 2021年6月にA棟である「常盤橋タワー」、2022年3月に下水道局棟であるD棟の「銭瓶町ビルディング」が竣工。B棟である「Torch Tower」、C棟である「変電所棟」および街区中央に広がる約7,000m2の大規模広場「TOKYO TORCH Park」の竣工は、2028年の予定となっている。

 「Torch Tower」は、日本一の高さとなる地上約390mの大規模複合ビルで、基準階約2,000坪の超高層オフィス、大規模商業機能に加えて、展望施設、住宅、ウルトララグジュアリーホテル、2,000席級のホール機能が備えられる予定。

 詳細は、ニュースリリース