・電線の引込工事を不要にし、可搬性アップ。稼働時のCO2排出量も削減
㈱技研製作所は6月10日、㈱やまびこと共同で、高知本社の可搬式駐輪システム「モバイルエコサイクルⓇ」の自家発電設備として、やまびこの可搬型発電システム「shindaiwaⓇマルチハイブリッドキューブ」を取り付け、運用実証を開始したと発表した。
「モバイルエコサイクルⓇ」は、必要な時に必要な場所へすぐに設置でき、不要になれば簡単に撤去できる、省スペース・高収容な駐輪システム。従来は、動力源である電気を確保するため、電線の引込工事が必要だった。太陽光パネル・蓄電池・発電機を備える「shindaiwaⓇマルチハイブリッドキューブ」で自家発電できれば、引込工事が不要になり、動力源も含めたパッケージでの可搬式駐輪システムの提案はもちろん、稼働時におけるCO2排出量の削減も叶う。
約1年の実証期間中、「モバイルエコサイクルⓇ」への電力供給量をはじめ、太陽光パネルの発電量、蓄電池の残量、発電機の稼働状況といった各種データを蓄積、分析し、「モバイルエコサイクルⓇ」における省エネ化の検討など、両社のさらなる製品力向上に活かしていく。
運転時にCO2を排出せず、カーボンニュートラルに資する移動手段として活用が注目される「自転車」。その利便性を最大限に高める「モバイルエコサイクルⓇ」は、放置自転車や盗難といった地域課題へのソリューションにもなる。実証を実用化につなげ、一時的に設置が必要なイベントなど利用シーンを広げることで、サステナブルな社会や機能的なまちづくりの実現に貢献していくとしている。
詳細は、ニュースリリース
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