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栃木ニコン、新棟建設を検討、様々なレンズ製品の生産体制を強化

 ㈱ニコン(東京都港区)は6月10日、子会社の㈱栃木ニコン(栃木県大田原市)において、既存の製造棟の一部を解体し、2つの新棟を建設することの検討に着手すると発表した。

 ニコンは、現中期経営計画において経営基盤の強化を進めており、2030年までに約1,000億円を投じて、全事業を支える各地の生産拠点を整備する。

 今回の新棟建設は、デジタルカメラ用交換レンズや顕微鏡の対物レンズなどの生産体制強化を目的としたもので、2025年度の着工、2027年度中の竣工を予定している。顧客要望にフレキシブルに対応し、様々なレンズ製品を効率的に生産するレジリエントな体制を構築する予定。

<新棟の概要>
建設地:株式会社栃木ニコン内(栃木県大田原市実取770
棟数:2棟
延床面積:約2万㎡
主な生産品目:デジタルカメラ用交換レンズ、顕微鏡用対物レンズ、光学部品など

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