サンドビック、ワークホールディング治具のスペシャリスト米国 PDQを買収

 Sandvik(サンドビック ):2024年6月4日

 サンドビックは、航空宇宙、自動車、エネルギーなどの分野を含むさまざまな業界向けのカスタムワーク保持具とツールを専門とする米国を拠点とする大手企業である PDQ Workholding LLC (PDQ) を買収しました。PDQ は、Sandvik Manufacturing and Machining Solutions (サンドビックの製造および機械加工ソリューション)内の部門である Walter (ウォルター)で報告され、高度な機械加工ソリューションと軽量素材での成長戦略をサポートします。

 Workholding fixtures (ワーク保持具)は、切削加工中にワークピースを所定の位置に保持するために使用され、機械加工ソリューションの基本的な部分です。PDQ の買収により、主に北米の顧客に対する サンドビック の提案が強化され、工作機械メーカーとの関係が強化され、効率性の向上と切削工具の適切な選択の両方が重要となるコンポーネント プロジェクトに早期にアクセスできるようになります。PDQ は、固定式、油圧式、自動式の固定具のほか、インデックス可能な工具本体や超硬丸工具を製造しています。

 サンドビックの社長兼CEO、Stefan Widing(ステファン・ヴィディング)氏は次のように述べています。

 「PDQの買収により、当社の顧客への機械加工ソリューションの提供が強化され、米国での成長見通しが強化されます。これは当社の戦略と非常に一致しています。当社が新たな買収を完了し、顧客とステークホルダーへの価値創造能力をさらに向上できたことを嬉しく思います。」

 PDQは2010年に設立され、2つの製造拠点で事業を展開しており、従業員数は107人。同社は2023年に3,600万ドル(約55.8億円、155円換算)の売上高を報告しています。サンドビックのEBITAマージンと1株当たり利益への影響は限定的でしょう。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。