日野自動車、ごみ収集業界向けソリューションサービスの提供を開始

・日々のごみ収集業務に役立ち、さらなる効率化に貢献する車両動態管理サービス

 日野自動車は4月18日、持続可能な豊かで住みよい街づくりに貢献する新たな取り組みとして、ごみ収集業界向けソリューションサービスの提供を、4月より開始したと発表した。また、神奈川県葉山町で同サービスの提供を同月より開始している。

 暮らしを支えるごみ収集業務は、人口減少や高齢化を背景とした人手不足に加え、収集漏れの際の確認作業に多くの時間を要するといった作業負担に関する課題を抱えている。また、その運用体制や管理システムは各自治体が独自に最適化しているため、業界全体として効率的・抜本的な業務改善が進みにくくなっている。

 このような課題の解決に向け、㈱ユニ・トランド(東京都港区)と協業し、ごみ収集に特化した作業車両の動態管理サービスを開発した。
同サービスでは、ごみ収集車両に専用の機器を取り付けることで位置情報を取得し、走行ルートを地図上にリアルタイムで記録。これにより、あらかじめ設定したルートと実際の走行ルートの対比や未収集のエリアを可視化でき、システムを通して現場と管理者の迅速かつ正確な情報共有が可能となる。また、オプションとして、集めたデータを日野、ユニ・トランドの両社が分析し、作業員の配置や収集ルートの見直しをサポートすることで、さらなる業務の効率化に貢献する。

■ユニ・トランドについて
 地域社会の「移動」という課題にフォーカスし、まずは公共交通にIoT機器を取り付け、位置情報や走行状況の可視化や収集、交通課題解決に向けた分析を実施することで、地域の活性化を目指している。

 詳細は、ニュースリリース