双日は4月18日、インドネシア共和国ジャカルタ首都特別州が出資するジャカルタ都市高速鉄道会社( PT Mass Rapid Transi tJakarta)より、同社が運営する地下鉄「ジャカルタ都市高速鉄道南北線」の延伸工事における、鉄道システム一式・軌道工事を受注し、4月17日に契約締結したと発表した。工事の契約金額は約450億円。
同工事は、ジャカルタ中心部の Bundaranブンダラン HIエイチアイ 駅から Kotaコタ 駅までの約5.8kmを延伸するものであり、双日は、電車線、受配電設備、信号・通信設備、ホームドア、軌道等の設計・調達・施工を行う。
近年急速な経済成長を続けるインドネシアでは、ジャカルタ首都圏の慢性的な交通渋滞や大気汚染が深刻な社会問題となっている。同事業には日本政府が国際協力機構(JICA)を通じて本邦技術活用条件(Special Terms for Economic Partnership:STEP)を適用した円借款が供与され、インドネシア初の地下鉄として2019年4月に営業運転を開始している。南北線のさらなる延伸や、東西に横切る新線の建設も計画されている。
双日は、今後もインドネシアにおいてさらなる交通インフラ整備・関連事業の創出に注力し、地域経済・社会の持続的な発展および、脱炭素への取り組みに貢献することを目指す。
<ジャカルタ都市高速鉄道会社の概要>
会社名:PT Mass Rapid Transit Jakarta
設立:2008年
代表者:Tuhiyat
所在地:Wisma Nusantara Lt. 21Jln. M H Thamrin 59 Jakarta 10350 – Indonesia
資本金:約1,930億円(IDR=0.01円で換算)
Webサイト:https://jakartamrt.co.id/en
<工事の概要>
概要(工事名):鉄道システム一式・軌道敷設工事(CP-205)
発注者 PT Mass Rapid Transit Jakarta
工区:ジャカルタ特別州Bundaran HI~Kota間約5.8km(7駅)
契約工期:着工後75ヶ月
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