Meiji Seika ファルマ、国の補助金決定受け、足柄事業所に新工場、mRNAワクチンを国内一貫生産

 Meiji Seika ファルマ(東京都中央区)は4月15日、昨年採択された経済産業省の令和4年度第 2 次補正予算「ワクチ ン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」にかかる事業費補助金の交付申請を行い、3月28日付で交付が決定されたと発表した。

 Meiji Seika ファルマは、有事における有効なワクチンの迅速な供給に対する、mRNA技術の有用性を踏まえ、現在、㈱ARCALIS と連携し次世代 mRNAワクチンの原薬から製剤までを国内で一貫して製造できる体制の構築を進めている。既に進捗している福島県南相馬市での事業に加え、今回の補助金により、2028 年に足柄事業所(神奈川県小田原市)に工場を稼働させ製剤生産能力を増強することで、有事の際に日本国民が必要とするパンデミック 対応ワクチンを生産・供給することを可能にする。平時においては、昨年 11 月に世界で初めて承認された新型コロナウイルス感染症に対する次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注 用」を製造する予定。

 Meiji Seika ファルマは、今後起こりうる新たな感染症に対して、国民に迅速かつ確実に必 要なワクチンを生産・供給できる国内製造供給体制の確立を目指していく。

<新工場の概要>
所在地:神奈川県小田原市栢山 788
製剤製造棟:地上 3 階建、建築面積 3,714.45m2 (予定)
倉庫棟 :地上 1 階建、建築面積 1,918.46m2 (予定)
<設備>
製剤製造棟:液調製設備(LNP 含)、充填設備、凍結乾燥設備、包装設備
倉庫棟:原料・資材倉庫、製品倉庫

工場稼働開始:2028 年(予定)

 ニュースリリース