NTN紀南製作所、和歌山県上富田町に第3工場を増設、約10億円投資

 和歌山県は3月19日、㈱NTN紀南製作所(和歌山県西牟婁郡上富田町)が、上富田企業団地内に第3工場を増設するにあたり、進出協定を締結することになったと発表した。

 同社の企業母体であるNTNは1918(大正7)年の創業以来100年以上にわたり、ベアリングの総合メーカーとして、あらゆる産業分野で幅広い事業活動に取り組んでいる。

 同社は、ベアリング製品の鍛造・旋削加工を中心とした前工程加工を担う事業所として1975(昭和50)年に創業し、同社で生産される製品は、国外にあるNTNグループの各事業所へ供給され、NTNブランドの優れた品質がもたらす、ゆるぎない信頼に応えている。

 今後、自動車等のベアリング需要に対応し、同社が培った鍛造・旋削等における高い技術を活用した高品質の製品を増産するため、大規模な設備を導入し、第3工場を増設することになった。

<企業概要>
企業名:株式会社NTN紀南製作所
所在地:西牟婁郡上富田町生馬2504-1
設立年月:1974(昭和49)年1月
創業年月:1975(昭和50)年4月
代表者:代表取締役 植本 清司
資本金:4億5,000万円
売上高:92億7,300万円(2023年3月期)
製造拠点:第1工場(上富田町)、第2工場(上富田町)
従業員数:216名(正社員 158名、非正社員58名)
業務内容:軸受部品・自動車部品の鍛造及び旋削加工
主な取引先:NTN株式会社、NTNグループ、高雄工業株式会社、松阪精工株式会社

<進出計画概要>
進出場所:西牟婁郡上富田町生馬294-32(上富田企業団地内)
敷地面積:7,486m²(延床面積:3,776m²)
雇用予定:正社員14名(3年間)
投資額:約10億円(建物・設備)
操業時期:2024(令和6)年11月予定

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