加藤製作所、「土砂運搬可視化システム」の提供を開始、カナモトへ納入の不整地運搬車が対象

 ㈱加藤製作所では3月22日、建設機械レンタル事業会社の㈱カナモト(札幌市)へ納入する製品「IC70R」2台を対象にした「土砂運搬可視化システム」の提供を4月に開始すると発表した。

 ①慢性的な人手不足②過積載に対する管理面の強化③CO2排出量の測定など、建設現場における課題に対し、建設機械のDX化が足元で求められている。今回、加藤製作所として初めて「土砂運搬可視化システム」の提供をカナモトに行い、まずは不整地運搬車「IC70」で同システムの運用を開始する。

 「土砂運搬可視化システム」は、標準装備の過積載予防装置・遠隔稼働管理システムを改良したものであり、積載場所(位置)、積載トン数、排土場所位置、往復回数が自動的に計測され、計測データを纏めてレポートとして活用することができる。土木現場などで土砂運搬量のレポートが必要な際は、運搬車の運転手や別作業員が積載都度人為的に実測しているが、同システムにより人為的な作業が軽減され、現場での効率化、省人化に繋がります。また、レポートする期間の選択が可能で、日別、月別、工事期間別などの出来高を事業所などで可視化することができる。

 不整地運搬車両保有台数が多いカナモトと連携することで、様々な現場等での本システムの活用、更なる活用性向上を進めていく。

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