三洋工業(東京都墨田区)は3月12日、約15億円を投じて埼玉県久喜市の技術研究所敷地内に試験施設棟を建設すると発表した。
三洋工業は、中期3ヵ年経営計画「SANYO VISION 76』に沿って収益性の拡大を図るとともに、
ESGや SDGsへの積極的な取り組みを通じて、企業価値向上と社会課題の解決に取り組んでいる。
試験施設棟は、過去に観測された巨大地震等の揺れを再現できる設備を備え、実大規模レベルや多様な条件下における模型実験が可能となる。
検証対象の大型対応や振動の多方向での検証等を行い、得られた知見を製品開発等に活かし、品質をしっかりと検証しながら開発スピードのアップを図り、引き続き信頼して頂ける製品の提供を行うことで、安心・安全な社会の構築に貢献していく。
<試験施設棟の概要>
名称:3次元振動試験棟(仮称)
建設地:埼玉県久喜市河原井町4(技術研究所 敷地内)
資産内容 :建物、設備(大型3次元振動台)
投資予定額 :約 15億円
着工時期 :2024年10月予定
竣工時期 :2025年11月予定
本格稼働:2026 年 4 月予定