古河産機システムズ、コーンクラッシャをタイ市場へ初納入

・東南アジア砕石市場に営業展開を強化

 古河機械金属は3月14日、グループの中核事業会社で、産業機械部門を担う古河産機システムズ(東京都千代田区)が、コーンクラッシャ「GEOPUS C3」をタイ市場向けに初納入したと発表した。

 コーンクラッシャは、1次破砕後の岩石を更に破砕し、道路やダム、ビル建築などに用いられるコンクリート用骨材を生産する、砕石・鉱山プラントの主要機器。コーンクラッシャ「GEOPUS C3」は、高密度破砕性能に優れ、生産性の向上と骨材の高品質化に寄与し、国内の砕石・鉱山プラントに多くの納入実績を有している。

 タイでは今後、高速道路網の整備などのインフラ建設や住宅需要の高まりとともに、より質の高い骨材の需要が見込まれており、重要市場の一つと捉えている。また、砕石市場においては、古河機械金属グループの中核事業会社で、ロックドリル部門を担う古河ロックドリル(東京都千代田区)が採掘現場(上流)向けに油圧クローラドリル等を販売しており、砕石プラント(下流)向けの古河産機システムズ製品を含め、砕石場の上流・下流一体展開を強化すべく、コーンクラッシャ「GEOPUS C3」の海外向け販売にも取り組んでいる。今回、その成果として、タイ市場においてコーンクラッシャ初号機を納入し、2月より稼働を開始した。

 古河産機システムズは今後もタイをはじめ、東南アジアの砕石市場への下流展開として、コーンクラッシャ「GEOPUS C3」の販売を古河ロックドリルと共に強化・加速していく。

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