キッツ、45億円投じベトナム工場内に工場棟を新設

・半導体装置市場向け高純度ガス対応バルブ

 ㈱キッツは2月15日、半導体装置市場向けの高純度ガス対応バルブの生産のため、ベトナムに設立したグループ会社KITZ Corporation of Vietnam Co., Ltd.(以下:KCV)の敷地内に工場棟を新設すると発表した。

 キッツにおけるGrowth市場の「半導体装置」向けバルブは、中長期的な売上拡大が見込める重点商品であり、第2期中期経営計画(2025~2027年度)における成長ドライバーの一つとなるもの。

 現在、キッツグループでは、半導体製造工程で使用される高純度ガス対応のバルブの標準的な製品の多くを中国工場で生産している。今後、予測される半導体装置市場の需要拡大への対応策として、当該製品の生産能力の拡大、安定供給及び生産地分散による安定供給を図るため、ベトナム工場に工場棟を新設する。この投資により、2030年の計画値として約30%の増産能力アップを目指す。

<建設概要>
建設地:ベトナム社会主義共和国 ヴィンフック省Tang Long Ⅲ(タンロン)工業団地(2023年3月に設立した、KITZ Corporation of Vietnam Co., Ltd. の敷地内)

内容:高純度ガス対応ダイヤフラムバルブ(ボディ加工・研磨・組立及び部品加工)
稼働時期:2025年11月
目的:半導体装置市場向け製品の需要増加に伴う生産能力増強及び製品安定供給/生産地域分散による安定供給
投資金額:45億円

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