レシップ電子、新工場を建設、産業機器事業・EMS(プリント基板実装)市場の受注増加に活用

 レシップホールディングス(岐阜県本巣市)は2月6日、連結子会社レシップ電子(岐阜県本巣市)が、建物・生産設備合わせて約11億円を投資し、プリント基板実装を行う新工場の建設を開始すると発表した。

 新工場は、レシップ電子の現在稼働中である工場隣地に建設し、2024年3月着工、2024年10月竣工、2025年1月からの稼働を目指す。

 レシップ電子は、民生・自動車・産業機器をはじめとする多くの業界の顧客から引き合いを受け、プリント基板実装及び電子機器組立に携わってきた。昨今は、自動車の電子化進展に伴う電子部品の増加、リチウムイオンバッテリーや半導体需要増に伴う設備投資の増加などを背景に、引き合いが増加していた。受注増加に対応するために、生産エリアを拡大することを目的とし、新たに工場を建設する。

 新工場では、車載向けを中心とした製品を、部品の受け入れから生産・検査・梱包・出荷まで一貫して製造することができるラインを構築する予定。生産エリアの拡大により、今後は、車載向け製品だけではなく成長市場である半導体製造装置やロボット向けなどの市場をターゲットに、新規顧客を開拓し、売上拡大を目指す。

<新工場概要>
住所:岐阜県本巣市上保1260番地2(レシップグループ本社工場敷地内)
投資額:約11億円(建物:約7.5億円、生産設備:約3.5億円)
敷地面積:38,544.41㎡
建屋:鉄骨造3階建 3,380.28㎥
着工予定:2024年3月
竣工予定:2024年10月
稼働開始予定:2025年1月
設備:プリント基板実装ライン 他

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