メッツォ、インドのFACTORへ大規模フェロクロムプラントを受注

Metso (メッツォ ) :2024年1月2日

 メッツォと、Vedanta の一部である Ferro Alloys Corporation Limited (FACOR) は、インドのオリッサ州Bhadrak(バドラク)における FACOR の拡張プロジェクトのためのフェロクロムプラントの設計と納入について合意しました。鉱物セグメントの2023年第4四半期の受注額には、約8,000万ユーロの契約額が計上されています。

 メッツォの納入範囲には、幅 6 メートルの Outotec® スチールベルト焼結プラントおよび予熱技術を備えた 2 台の 75 MVA Outotec® サブマージアーク精錬炉用の主要機器のエンジニアリングと供給が含まれます。新プラントは年間30万トンのフェロクロム(FeCr)を生産し、2025年に稼働開始する予定です。

 メッツォの製錬担当副社長、Jyrki Makkonen(ジルキ・マッコネン)氏は次のように述べています。

 「この野心的な投資により、FACORはインド有数のフェロクロム生産者になることを目指しています。当社のPlanet Positive製品の一部である持続可能なフェロクロムプロセスによる成長戦略の実施においてFACORを支援できることを嬉しく思います。」

 メッツォの Outotec® スチールベルト焼結プラントは、低消費電力と高回収率で一貫した電気炉のパフォーマンスを可能にする高品質のペレットの生産で知られています。メッツォの Outotec® サブマージ アーク炉 (SAF) は、フェロクロムおよびその他の合金鉄用途向けのエネルギー効率の高い密閉型ソリューションです。電力消費量が少なく、金属回収率が高く、炭素効率が高いため、CO2 と粉塵の排出量が低くなります。メッツォの Outotec® フェロクロム プロセスは、世界中で広く使用されています。

■Metso (メッツォ )について
 メッツォは、世界中の骨材、鉱物加工、金属精製業界に持続可能な技術、エンドツーエンドのソリューション、サービスを提供するフロントランナーです。当社のプロセスと製品に関する専門知識を活用して、お客様の生産性の向上、エネルギーと水の効率、環境パフォーマンスの向上を支援することで、当社は前向きな変化をもたらすパートナーとなります。
フィンランドのEspoo(エスポー)に本社を置くメッツォは、50 近くの国で 16,000 人以上の従業員を擁し、2022 年の売上高は約 53 億ユーロでした。同社はヘルシンキのナスダック市場に上場しています。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。