日本建設機械工業会が12月27日に発表した2023年11月の建設機械出荷金額によると、内需は 4.1%増加の1,012 億円、外需は 0.6%減少の2,212 億円となった。その結果、内需は 17 カ月連続の増加、外需は 37 カ月振りの減少となった。総合計では 0.8%増加の 3,224 億円となり、37 カ月連続の増加となった。
■内需は4.1%増の1,012 億円 、17カ月連続の増加
機種別に見ると、トラクタは 32.0%増加の 179 億円、ミニショベルは 3.4%増加の79 億円、建設用クレーンは 16.4%増加の 166 億円、コンクリート機械は 25.0%増加の 24 億円、油圧ブレーカ・圧砕機は 6.6%増加の 23 億円の 5 機種が増加した。
また、補給部品も 4.6%増加の 122 億円となった。
■ 外需は外需は 0.6%減の2,212 億円、37 カ月振りの減少
機種別に見ると、ミニショベルは 21.7%増加の467億円、建設用クレーンは 55.1%増加の135億円、道路機械は 44.8%増加の 45 億円、その他建設機械は 8.6%増加の 316 億円の 4 機種が増加したものの、他5機種と補給部品が減少した。
地域別に見ると、北米が 4 カ月連続で増加したものの、欧州が 16 カ月振りに減少へ転じ、全 9 地域中 5 地域で減少した。
■11月の油圧ショベル国内出荷台数は 10.6%減の2,078台
11月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ3,133台(前年同月比29.4%増加)、油圧ショベル2,078台(同10.6%減少)、ミニショベル2,527台(同3.5%増加)、クローラクレーン30台(同横ばい)、ラフテレーンクレー95台(同4.4%増加)、アスファルトフィニッシャ52台(同4.0%増加)――となった。