・26年のサービス開始目指す
カヤバ(KYB)は12月26日、 建設機械や工場設備などの油圧機器の作動油状態をリアルタイムに診断するシステムを開発したと発表した。これにより、作動油の廃棄量低減で環境にやさしく、 メンテナンス作業の 効率化が図れるようになる。
現状、油圧機器の作動油は、まだ使用できる状態であったとしても、不具合発生による停止を避けるべく定期交換するのが一般的。
新たに開発した油状態診断システムは、センサ、通信機を取り付けた油圧機器と顧客とをクラウドで結び、カヤバが蓄積してきた知見やノウハウを活かしたアルゴリズムで油のデータを分析・診断すること。
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)により、油や機器の劣化異常がないか推定し、適切なタイミングで保守・交換を提案することが可能となる。
カヤバ では、2026年の診断サービス開始を目指し、建設機械や工場設備で更なる確認を進めており、確認結果を反映した改良や油のデータを増やすことで、診断精度を高めている。また、サービスの提供方法についても併せて検討している。
カヤバは今後も油圧技術の強みを活かし、顧客の新たな”うれしさ”を開発・提案していく。
詳細は、ニュースリリース
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