日立造船子会社、英国で新たなごみ焼却発電プラント案件を受注

・Hitachi Zosen Inova 同国内 19 件目

・より強化された燃焼技術を適用

 日立造船は12月21日、100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守、運営などを手 がける Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下、HZI)が、英国ウェスト・ミッドラン ズ Walsall で計画されているごみ焼却発電プラントの EPC(Engineering=設計/Procurement= 調達/Construction=建設)を同国の廃棄物処理・エネルギー会社 Encyclis より受注したと発表した。

 プラントは、欧州を中心に多くの実績を持つ HZI の技術を生かし、ごみ焼却発電施設としてはより強化された燃焼技術を適用する予定で、従来は英国内の埋立地や英国外に運ばれていた廃棄物 を処理する。また、発電だけでなく、処理後の廃棄物から再利用可能な金属類や灰を資源として回収すること ができる点が特長で、地域の循環型社会(サーキュラーエコノミー)に貢献していく。

 英国では、ごみの埋立て処理からの移行が進められており、HZI の英国内でのごみ焼却発電プラ ントの受注実績はこれで 19 件目(※HZI のみで他のグループ会社含まず)。

 日立造船グループは、今後もごみの衛生的処理やクリーンエネルギーの提供を通じ、グローバルな環 境保全に貢献していく。

<案件概要>
発注者:Encyclis(英、旧 Covanta Europe)
建設地:英国ウェスト・ミッドランズ Walsall
施設規模:ストーカ式焼却炉(1炉)
処理能力:約 436,000 トン/年
発電出力:49MW
完成予定:2027 年夏頃

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