日立造船子会社、豪州でリオ・ティントから海水淡水化プラント受注

・子会社 Osmoflo による大型プロジェクト参画

 日立造船は12月20日、100%子会社で水処理事業を手がける Osmoflo Holdings Pty Ltd(豪州アデレード/以下、Osmoflo:オスモフロ)が、豪州の鉱山向けに海水淡水化プラントを受注したと発表した。契約額は 6,000 万豪ドル(約58.2億円、97円換算)以上となる大型案件。

 案件は、資源採掘大手の Rio Tinto(リオ・ティント、英・豪)が豪州の西オーストラリア州で開発を進めている鉄鉱石輸出事業の拠点に向けたもので、年間40億 L 以上、最大で1日 1,200 万 L の飲料水を生産できる。

 Osmoflo は、設備の設計・調達・製造および据付・試運転時のスーパーバイザー派遣業務(技術指導)などを請け負うほか、完成後のオペレーションも支援する。

 日立造船グループは、これまで培ってきた技術で、今後も世界の水需要に応え、信頼性が高く持続可能な水供給に取り組んでいく。

<案件概要>
発注者:Rio Tinto(英・豪)
納入場所:豪州 西オーストラリア州 Dampier
設備能力:飲料水生産量=年間 40 億 L 以上、1日最大 1,200 万 L
稼働開始:2026 年(予定)
受注金額:6,000 万豪ドル以上(約58.2億円、97円換算)

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