㈱ソフトエナジーコントロールズ(北九州市小倉区)は、北九州市若松区に新拠点を建設する。12月14日、北九州市と立地協定を締結した。
同社は、二次電池検査設備関連、同検査搬送設備関連を主な事業内容とする。
今回の進出は、電池市場の急拡大に伴う受注増に対応するため、本社とエンジニアリングセンターを統合すると共に、二次電池製造に不可欠な充放電検査装置を主とした設計・開発・製造の機能強化、今後の事業拡大へ向け、進出を決定した。
この拠点を軸に、自動車のEV化で性能・信頼性向上が求められる次世代の二次電池への対応、更なる省エネシステムを取り込んだ充放電検査装置の設計・開発を行い、将来的には、産学連携などの地の利を活かした展開も視野に入れる。
世界情勢をみると、各国でカーボンニュートラルに向けた設備投資が進んでおり、自動車業界でも各主要地域(ヨーロッパ、アメリカ、中国、韓国、日本)でEV規制が発表されている。
これらに伴い、EV市場が急速に伸びており、車載バッテリー市場も2020年の150GWhから2025年には、1100GWhと7~8倍になると予測され、各国で大型設備投資が始まっている。
同社の主要顧客でも2030年までに現状の十数倍の投資計画を発表しており、二次電池産業の市場も急速に伸びてきている。
<新拠点概要>
所在地:福岡県北九州市若松区ひびきの北1番208
総投資額:約10億円
敷地面積:7910.59㎡
從業員数:約80名(予定)
(評価棟)
延床面積:1,200㎡
完成予定:2024年3月
(設計開発棟)
延床面積:1,612㎡
完成予定:2024年9月