JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は12月6日、十勝圏複合事務組合より「十勝圏複合事務組合中間処理施設整備・運営事業」(以下、「本事業」)を受注したと発表した。
同組合は今後の十勝管内におけるごみ処理の中核施設として、新たに焼却処理施設(ストーカ方式焼却炉、146t/日×2炉)および大型・不燃ごみ処理施設(61t/日)の建設を計画している。
今回、JFEエンジニアリングは、施設の安定化や安全対策、効果的な動線計画による混雑対策、新技術等を活用した運転管理などの提案が評価され、同事業の設計・施工と20年間にわたる運営業務をDBO方式により一括で受託した。
具体的な提案内容として、焼却炉にはJFEエンジニアリング独自の「高温空気燃焼技術」を発展させた「対向流燃焼方式」を採用し、さらに自動運転AIシステム「BRA-ING®※5」を導入することで、燃焼の安定化と発電出力の向上を図る。
また、AI煙検知システム「Smoke AI」をはじめとしたJFEエンジニアリング独自の火災対策技術を導入し、昨今課題となっているリチウムイオン電池由来の火災を未然に防止する。これらに加えて、横浜本社内の「グローバルリモートセンター」による遠隔運転監視・操業支援を実施し、より一層安全で質の高い施設運営を行う。
JFEエンジニアリングはこれからも廃棄物発電プラントのリーディングカンパニーとして、廃棄物の有効活用によりSDGs(持続可能な開発目標)の達成と社会課題の解決を目指し、顧客のニーズに合わせた最適な技術を提供していく。
<事業の概要>
発注者:十勝圏複合事務組合
受注者(代表企業):JFEエンジニアリング株式会社
(構成員)
JFE環境サービス株式会社
メタウォーター株式会社
株式会社オカモト
(協力企業)
宮坂建設工業株式会社
株式会社ネクサス
村上土建開発工業株式会社
株式会社北土開発
加藤建設株式会社
株式会社創造設計舎
事業名:十勝圏複合事務組合中間処理施設整備・運営事業
工事場所:北海道帯広市西21条北4丁目5番1ほか
事業内容:焼却処理施設(ストーカ方式、146t/日×2炉)、大型・不燃ごみ処理施設(61t/日)の設計・施工、20年間の施設運営事業
受注金額:534億7100万円 (税込み)
工事期間:2023年11月~2028年3月
運営期間:2028年4月~2048年3月
詳細は、ニュースリリース
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