日本鍛圧機械工業会は 12月8日、2023年11月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は268.2億円と、前年同月比で20.1%減だった。前月に続いて2ヵ月連続のマイナスとなった。プレス系機械の国内とサービス系はプラスだったが、それ以外はマイナスとなり、特に輸出の落ち込みが大きかった。やはり世界経済全体の停滞の影響が出てきており、先行きは不透明と言わざるを得ない。
機種別によると、プレス系機械が119.7億円で20.9%減となった。超大型プレス 33.5%増、油圧プレス 38.9%増だったが、小型・中型・大型プレス、フォーミングはマイナスだった。
板金系機械も61.0億円で468.8%減となった。パンチング39.8%減、ブレーキは27.4%減、レーザ・プラズマも34.3%減だった。サービス系は25.7%の増だった。
国内は110.6億円、前年同月比0.7%の微減であり、輸送のみ2.3倍増で、電気、金属、一般、鉄鋼は軒並みマイナスだった。
輸出は70.1億円、前年同月比54.6%の減であり、欧州は12.5%増、中南米向もプラスだったが、北米向41.4%減、中国向78.2%減、その他地域もマイナスだった。