・新型「eCanter」架装の市販車第 1 号を納車
極東開発工業は12月8日、BEV(バッテリー式電動自動車)シャシ向けの電動式ごみ収集車 新「e パッカー」を開発し、三菱ふそうトラック・バスの電気小型トラック「eCanter」の新型モデルに架装した市販車国内第 1 号車を㈱ティエラル(香川県高松市)に納車したと発表した。
極東開発工業は、2010 年にリチウムイオンバッテリーで圧縮装置を駆動させる日本初の電動 式ごみ収集車「e パッカー®」(初代)、2011 年に PTO(パワーテイクオフ=動力取出装置)に 加え 3 相 200V コンセントからの電気でも圧縮装置を駆動させる「ツインドライブ・e パッ カー」、2014 年に世界初のハイブリッドシャシの走行用モータで圧縮装置を駆動させ る「e パッカー ハイブリッド」をそれぞれ開発・発売し、電動式ごみ収集車のパイオニア として市場を開拓してきた。
今回開発した新型車は、極東開発工業が今まで培ってきた電動技術とノウハウを生かし、BEV シャ シの駆動用バッテリーからモータ式の ePTO(新型「eCanter」にオプション設定)を介して動力を伝達することにより圧縮装置を駆動させる、走行も作業もフル電動のごみ収集車で、 電動式ごみ収集車の代名詞として親しまれた「e パッカー」の名称を復活させた。
ティエラルに納車した新「e パッカー」1 号車は、駆動用バッテリー2 個搭載 (M サイズ、一充電走行距離(国土交通省審査値):213km)仕様の新型「eCanter」に架装し たボデー容積 7.1 m³の排出板押出式プレス式ごみ収集車(プレスパック®)。
同車は、四国最大級の都市である高松市の商店街において事業用ごみの回収に活躍する予定で、排気ガスゼロ(CO2 排出ゼロ)かつ音も静かという BEV ごみ収集車のメリットを最 大限に生かしたクリーンな作業を実現する。
極東開発グループでは、今後もカーボンニュートラルの実現に向けた一助となるよう、環 境と社会に貢献する製品ラインナップの強化に努めていく。
詳細は、ニュースリリース
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