・主力製品でもCO2のゼロエミッションを実現、8機種に対応
・世界の気候変動対策をリードするEU市場へ投入
㈱技研製作所は11月24日、施工時のCO2排出ゼロを可能とする、外部給電式の電動パワーユニット「MU200」を開発したと発表した。同製品は、技研製作所が製造販売する油圧式杭圧入引抜機の動力源であり、主力製品の8機種に接続可能。圧入機本体はそのままに、パワーユニットを変えることで、従来機種の施工においてCO2のゼロエミッションを実現できる。
従来のパワーユニットはディーゼルエンジン式であり、CO2排出は避けられなかった。カーボンニュートラルに貢献するため、技研製作所は2021年、電動の鋼管杭回転切削圧入機「ジャイロパイラーⓇ GRV0611e」向けの電動パワーユニットを開発。オランダの世界遺産運河の護岸改修プロジェクトに導入し、発注者から高い評価を得ている。しかしGRV0611eにしか対応しておらず、従来機種向けの電動パワーユニットの開発が求められていた。同製品の導入により、国内外を問わず、従来機種の施工現場でゼロエミッションを推進できる。まずは脱炭素化を主導するEU市場に投入し、2024年よりレンタル運用を開始する。技研製作所はパワーユニットの電動化をはじめ、自動運転、遠隔操作について、2027年までに全機種への対応を目指しており、今回の開発を皮切りに順次市場投入していく。
詳細は、ニュースリリース
コメントを投稿するにはログインしてください。