東洋エンジニアリング、タイでアセチレンブラック製造設備の設計・調達業務を受注

 東洋エンジニアリング(以下、TOYO) は12月4日、日本のデンカとタイのSCG Chemicals Public Company Limited (SCGケミカルズ) が、合弁会社であるDenka SCGC Advanced Materials Co., Ltd. (デンカ SCGC アドバンスト・マテリアルズ) を通じて投資するアセチレンブラック製造設備の詳細設計・調達業務を受注したと発表した。

 製造されたアセチレンブラックは優れた導電性を有するカーボンブラックの一種で、主に大手EV(電気自動車) 向け蓄電池メーカーへ供給される他、洋上風力発電の高圧送電線ケーブル用途などでも使用され、脱炭素化に貢献する。

 この契約は、プロジェクトの早期完成を実現化する最適な設計、調達計画を提案した事とタイ向けの数多くのプロジェクト実績が評価されたことにより、受注に至った。

 TOYOはプラントエンジニアリング事業で培った知見を活かし、両社の石油化学製品分野における発展や、カーボンニュートラル社会の実現、飛躍的な成長を続ける東南アジア市場に貢献していく。

<受注概要>
客先:Denka SCGC Advanced Materials Co., Ltd (デンカ SCGC アドバンスト・マテリアルズ)
受注者:東洋エンジニアリング株式会社
建設地:タイ ラヨン州マプタプット
対象設備:アセチレンブラック製造設備 年産 約1.1万トン
役務内容:設計、機器資材調達業務の一括請負
完成予定:2026年上半期

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