椿本チエイン、次世代モデルの人工光型植物工場の起工式を開催、正式名称は「福井美浜工場」に決定

 ㈱椿本チエイン(大阪市北区)は11月29日、福井県三方郡美浜町の若狭美浜インター産業団地での人工光型植物工場(正式名称:福井美浜工場)建設開始にあたり、11月28日に起工式を執り行ったと発表した。

 起工式には、美浜町の戸嶋秀樹町長をはじめ、多数の地域関係者、建設関係者が出席した。椿本チエインの古世憲二会長は、「美浜町をはじめ関係各位のご助力により無事起工式を執り行うことができました。植物栽培プラント事業は当社が取り組む次世代ビジネスの1つであり、ここ福井美浜工場がその拠点になります。徹底した自動化により安心・安全な野菜の生産を実現するとともに、地元採用、研究・開発機能を担う技術者採用も視野に入れて、地域に根差した工場を目指してまいります」と挨拶。続いて、戸嶋美浜町長は、「椿本チエインが若狭美浜インター産業団地に建設される次世代型植物工場は、将来性、夢のある事業であり、美浜町の産業発展に貢献いただけることを期待しています」との祝辞を述べた。

 同工場は、椿本チエイン国内6番目の工場であり、植物栽培プラント専用工場となる。椿本チエインが長期ビジョンに掲げる社会課題の1つ「安心・安全な生活基盤の構築」に向けて、コンビニ、外食市場での植物工場野菜への需要増に応えるべく、植物工場の「大型化」「自動化」を実現し、新しい栽培方式による次世代モデル工場を目指している。

<工場概要>
所在地:福井県三方郡美浜町山上若狭美浜インター産業団地
敷地面積:8,498㎡(延床面積 3,691㎡ 鉄骨造)
竣工:2025年7月(予定)
事業内容:レタスなど葉物野菜を主とした植物栽培プラント、椿本チエインアグリビジネスの研究開発
生産規模:レタス類を1日2.2トン生産予定(福井県内では最大規模)

 ニュースリリース