ヤンマーホールディングス(以下、ヤンマーHD)は11月20日、繊細な作業の力制御が可能な大型アクチュエーター、およびそのアクチュエーターを搭載した次世代電動作業機のプロトタイプを開発し、国交省が開催する「施工DXチャレンジ2023」で披露したと発表した。
大型アクチュエーターは、2021年から2023年3月まで実施した宇宙航空研究開発機構(JAXA) の宇宙探査イノベーションハブとの共同研究で開発、次世代作業機のプロトタイプは2021年から実施している内閣府のムーンショット型研究開発事業において開発した。
ヤンマーHDは同事業において、従来の油圧方式では実現が難しい力制御機能を、新規開発した大型アクチュエーターであるSEA(Series Elastic Actuator)を搭載することで実現した。
今回開発したSEAは電動モーターと減速機、バネで構成されており、今回電動ミニショベルへの実装に成功した。
同技術を活用し、繊細な手作業を機械に置き換えることで、人手不足の建設現場などでの課題解決を目指す。今後は、更なる実証を重ねて建設現場などで活躍する次世代作業機の実用化に取り組む。
ヤンマーグループは持続可能な社会の実現に向け、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進している。今後も顧客の脱炭素化に貢献すべく、電動化など未来につながる技術開発を進めていく。
詳細は、ニュースリリース
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