ローム、ソーラーフロンティア 旧国富工場の取得完了

・ラピスセミコンダクタ 宮崎第二工場として稼働予定

 ローム(京都市右京区)は11月7日、ソーラーフロンティアと締結した基本合意に基づき、同社旧国富工場の資産を取得したと発表した。

 同工場は、ロームの製造子会社であるラピスセミコンダクタの宮崎第二工場として整備・運営を行い、SiCパワー半導体の主力生産拠点として、2024年中の稼働を予定している。

 ロームグループは、今後も市場の状況をとらえながら、中期経営計画に基づいた生産能力の強化を進めるとともに、BCM対策を徹底し、顧客の安定供給に努めていく。

<ラピスセミコンダクタ株式会社 宮崎第二工場 概要>
所在地:宮崎県東諸県郡国富町田尻1815番地
敷地面積:約400,000m2
建物 延床面積:約230,000m2
取得価格:非開示
取得日:2023年11月7日
※一部敷地・建物については、ソーラーフロンティアが事業所として継続利用予定(貸与)

■宮崎県 河野 俊嗣 知事コメント
 「ローム株式会社、ラピスセミコンダクタ株式会社による今回の計画は、本県経済の発展に大きく貢献いただけるものと期待しております。引き続き、地元国富町と連携しながら、人材の育成・確保をはじめ最大限の支援を行ってまいります」

■宮崎県東諸県郡国富町 中別府 尚文 町長コメント
 「ローム株式会社及びラピスセミコンダクタ株式会社が新たなSiCパワー半導体の生産拠点として大規模な事業を展開されることは、本町の経済をはじめ様々な分野において大きく貢献いただけるものと期待しており、町としても、宮崎県と連携し、事業展開に向けてできる限りの支援を行ってまいります」

※2023年7月12日発表:ローム、ソーラーフロンティア 旧国富工場の資産取得について基本合意

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