日本建設機械工業会が10月31日に発表した2023年9月の建設機械出荷金額は、内需は 6.9%増加の1,167億円、外需は 4.7%増加の2,334 億円となった。その結果、内需は15 カ月連続の増加、外需は 35 カ月連続の増加となった。総合計では 5.4%増加の 3,501 億円となり、35 カ月連続の増加となった。
■ 内需は6.9%増の1,167億円、15カ月連続の増加
機種別に見ると、トラクタは 46.3%増加の 158 億円、油圧ショベルは 11.4%増加の 331 億円、ミニショベルは 24.4%増加の 97 億円、コンクリート機械は 28.1%増加の 48 億円、油圧ブレーカ・圧砕機は 13.1%増加の 29 億円の 5 機種が増加した。また、補給部品も 1.3%増加の 120 億円となった。
■ 外需は4.7% 増の2,334億円、35カ月連続の増加
機種別に見ると、ミニショベルは 31.5%増加の 412 億円、建設用クレーンは 51.5%増加の 101 億円、道路機械は 32.1%増加の 49 億円、コンクリート機械は 69.5%増加の 2 億円、基礎機械は 162.2%増加の 5 億円、その他建設機械は 19.4%増加の339 億円の 6 機種が増加した。
地域別に見ると、欧州が 14 カ月連続で増加、北米も 2 カ月連続で増加するなど、全 9 地域中、6 地域で増加した。
■油圧ショベルの国内出荷は0.6%増の2,764台、23年度上期は0.5%増の10,985台
2023年9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,513台(前年同月比18.9%増加)、油圧ショベル2,764台(同0.6%増加)、ミニショベル3,180台(同12.5%増加)、クローラクレーン39台(同36.1%減少)、ラフテレーンクレーン130台(同16.1%減少)、アスファルトフィニッシャ40台(同8.1%増加)――となった。
2023年度上期(4~9月)によると、ホイールローダ5,398台(前年同期比22.7%増加)、油圧ショベル10,985台(同0.5%増加)、ミニショベル13,447台(同5.6%増加)、クローラクレーン165台(同6.3%減少)、ラフテレーンクレーン694台(同28.8%増加)、アスファルトフィニッシャ211台(同8.3%減少)――となった。
また、四半期統計機種によると、2023年度上期(4~9月)トラック搭載クレーン他は、5,922台(前年同期比23.5%増加)、高所作業車は7,009台(同13.3%増加)--となった。