鹿児島市は10月27日、西原商会グループの業務用食品を製造する㈱西原食品(鹿児島市本名町)が、工場の移転・増設に伴い立地協定を締結したと発表した。
西原食品は、業務用食品卸大手の西原商会グループの食品製造会社として、1971年の創業以来、ペースト加工品や珍味・惣菜等をはじめとする多種多様な業務用食品を製造している企業。また、同社は、西原商会グループの販路を通じて、日本全国の外食店舗へ安心・安全で高品質な商品を供給している。自ら顧客のニーズをつかみ、自ら作り、自ら仕入れ、自ら届ける一貫体制をとる西原商会グループを裏方として支え、安定した製造体制を整えるとともに、商品開発にも取り組んでいる。
今回の移転・増設は、増加する需要に迅速かつ効率的に対応するため、現本社工場の隣接地に、現第一工場と第二工場を統合するもの。
新工場建設に伴い、とろろやかぼちゃ等のペーストの製造工程を自動化する機械や、包餡を自動で行う機械を導入し、業務の効率化や生産性向上を図るとともに、より高品質な商品を製造できる環境整備に取り組むこととしており、今後、同市における雇用の創出や産業の活性化に大きく貢献するものと期待される。
<移転・増設する「株式会社西原食品 本社工場」の概要>
所在地:鹿児島市本名町1744番1ほか(現本社工場の隣接地)
工場面積:3,434.9㎡
操業開始:2025年1月(予定)
従業員数(計画):従業員数46人(うち新規雇用者数9人)※5年目
事業内容:業務用食品の製造加工