北越工業、中期経営計画を見直し、24年度売上は520億円に上方修正

 北越工業は10 月 23 日、同日開催の取締役会において、2022 年度(2023 年3月期)~2024 年度(2025 年3月期)にかけての3ヵ年中期経営計画「中期ビジョン 2024」の見直しを決議したと発表した。

■連結計数目標
 最終年度 2024 年度(2025 年3月期)に向けた連結計数目標を、以下のように修正した。

 ▽2025 年3月期目標
 修正前/修正後(単位:百万円)
 売上高:50,000/52,000
 経常利益:5,500/7,500
 売上高経常利益率(%):11.0/14.4

■連結計数目標見直しの理由
 北越工業グループは、中期経営計画「中期ビジョン 2024」における成長戦略のアウトラインとなる、「コア成長事業」、「安定収益基盤確保の事業」、「サステナビリティ」を推し進めている。2024 年3月期目標については、2023 年7月 28 日に公表した業績予想から変更はない。

 2025 年3月期目標については、販売面では安定収益基盤である国内のエンジンコンプレッサ、エンジン発電機および高所作業車は、旺盛な民間投資を背景に今後も出荷が高水準を維持して推移す ると予想している。また、コア成長事業のひとつである国内のモータコンプレッサは、「中期ビジョン 2024」に掲げた目標達成に向けて国内のシェア獲得を推し進めている最中であり、その効果は確実に表れてきている。 コア成長事業のもうひとつである北米での販売についても、依然堅調に推移していることから、現在の旺盛な需要は今後も続くものと予想している。

 利益面では、原材料価格の高騰は大きな下押し要因ではあるが、旺盛な需要を背景とした販売増加や工場の操業度が 高まることに加え、販売価格の見直し、北米向け販売における円安効果も寄与するなど、利益の押し 上げ要因になると予想している。

 以上のことから、中期経営計画「中期ビジョン 2024」につきま しては、前回発表の連結計数目標を上回る見込みとなった。

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