ヤマザキマザック、工作機械との連携で操作性を向上させた 協働ロボットセル“Ez LOADER 30”を販売を開始

 ヤマザキマザック(愛知県大口町)は10月12日、工作 機械と簡単に接続できる協働ロボット「Ez LOADER」シリーズに「Ez LOADER 30(イージロー ダ 30)」を追加、10 月 18 日より販売を開始すると発表した。

 昨今、各業界で人手不足などを背景に省人化・自動化ニーズが高まり、業務効率化が求められている。製造現場においては、人的資源を付加価値の高い業務にシフトし、反復作業は ロボットで代替する動きが広がっている。

 このような中、同社は誰でも簡単にセットアッ プでき、導入後の移設にフレキシブルに対応する自動化セル「Ez LOADER」シリーズの販売を 2021 年に開始した。今回、新たにシリーズに追加された「Ez LOADER 30」は、従来機種(Ez LOADER 10, 20)に 対して可搬重量を向上。これにより、鉄系など重量物の加工が可能となり、顧客の幅広い 加工ニーズに対応する。

 また、新たに専用ソフトウエア「Ez LOADER アプリケーション」を開発。工作機械の操作盤に ソフトウエアを組み込むことで、ロボットをティーチングレスで運用することが可能。 ロボットを運用するために必要な情報は CNC 装置からデータ取得するため、段取り時間を大 幅に短縮する。

 その他、新機能として自動でロボットハンドを交換できる「ハンドチェンジャ」(※オプショ ン)を搭載。シングルハンド、ダブルハンドの 2 種類を用意することで、多品種少量生産に 対応する。

 同社は、10 月 18 日より「Ez LOADER 30」の販売を開始、同日からポートメッセなごやで開催される MECT2023 に出展する。今後も顧客のニーズに合わせた最適な自動化ソリュー ションの提供により、製造現場の働き方改革を支援する。

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