鍛圧機械、23年9月の受注は55.1%増の443.9億円、400億円越えは2022年6月以来

 日本鍛圧機械工業会は 10月10日、2023年9月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は443.9億円と、前年同月比で55.1%増であった。400億円越えは2022年6月以来であり、プレス系・板金系・サービス系全てで対前年より伸びた。しかし、世界を取り巻く経済環境は継続的に不安定であり、9月は一時的なものと思われ、引き続き需要動向は一進一退で推移するものと思われるとしている。

 機種別によると、プレス系機械が185.7億円で2.0倍と大幅に伸びた。中型・大型・超大型プレスが2~9倍と伸び、油圧プレスも9.6%増だったが、小型プレス、フォーミングはマイナスとなった。 板金系機械も176.1億円で50.7%増であった。パンチング92.6%増、レーザ・プラズマ20.3%増、ブレーキも47.9%増だった。サービス系も4.6%の増であった。

 国内は254.2億円、前年同月比62.4%の増であり、輸送が4.0倍、金属が67.6%増、一般も37.5%増、電気も24.8%増、鉄鋼も18.8%増だった。

 輸出は107.7億円、前年同月比2.1倍だった。北米向が8.0倍、欧州向72.1%増、中国向も5ヵ月ぶりに46.7%増、インド向4.2倍で韓国・台湾・東南アジア向はマイナスとなった。

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