竹内製作所、2トンのミニショベル「TB320」を発売

 小型建設機械を開発・製造・販売する㈱竹内製作所は10月5日、ミニショベルの新製品「TB320」を販売開始すると発表した。

 同社が提供する小型建設機械は、衣食住の「住」に深く関わり、街づくりとそのメンテナンスに欠くことのできない製品として、毎日の暮らしを支え続けている。なかでも同社製品は、その掘削力のみならず、優れた耐久性と安定性、なめらかで直感的な操作性、長時間でも疲れにくい快適性や居住性などを強みとして、顧客の信認を得ている。

 今回発表する「TB320」は、同社製品のラインナップの中でも最軽量クラスとなる2トンのミニショベル。これまで上位機種だけに搭載されていた機能が本機にも追加され、作業のバリエーションと操作性が格段に向上した。また、吊り上げ性能と掘削力を向上させ、よりパワフルな作業が可能になった。

○「TB320」の主な特長
(1)Retractable Undercarriage (折りたたみ可能な下部体)を継承

 最軽量クラスの「TB320」は、狭小地や密集地で使用されることが多く、状況に応じてクローラー幅を伸縮可能(980mm~1,370mm)な機能を既存モデルから継承した。クローラー幅を一時的に縮めて間口の狭い現場に入り、掘削時にはクローラー幅を広げて作業安定性を高めることが可能。

(2)広がる用途、高まる操作性
 
 ミニショベルの主な作業は掘削だが、アーム先端のバケットを別のアタッチメントに交換することで、解体、粉砕、選別、清掃などバリエーション豊かな作業を行えるようになる。

 「TB320」は、上位機種と同様の油圧回路、制御回路を搭載したことにより、これまでの同社2トンモデルでは使用できなかったアタッチメントが使用可能になった。また、既存モデルでは一部のアタッチメント操作を足ペダルで行っていたが、本機ではその全てを手元のグリップで操作できるようになり、操作性が格段に向上した。

(3)TFM(Takeuchi Fleet Management)を搭載 ※オプション
 製品の稼働情報、位置情報、メンテナンス履歴などを遠隔監視し、故障はもちろん、万一の盗難時に即応できる。

 ニュースリリース