㈱三井E&Sは10月2日、常石造船(広島県福山市)より、メタノール焚き二元燃料エンジン「三井-MAN B&W 6G80ME-C10.5-LGIM-EGRTC」の国内初号機を受注したと発表した。同エンジンは常石造船向けに4基納入される予定。
今回の受注により、常石造船からのメタノール焚き二元燃料エンジンの受注は、G50ME-C9.6-LGIMの6基を含めて累計10基に到達し、今回はこれまでのG50ME-C9.6-LGIMよりもさらに大型となるエンジン(ピストンボア径80cm・連続最大出力(6cyl.機、L1点):28,260kW(38,400馬力)x 72min-1)の受注となる。同社は顧客のニーズに応えるべく、舶用大型エンジンの二元燃料化に対応するための設備増強を2022年度より進めており、二元燃料エンジンを安定的に供給できる体制を構築している。
同社は舶用推進システムサプライヤーとして、今後とも低炭素・脱炭素社会の実現に貢献していく。