メッツォ 、Aurubis とハンブルク銅精錬所の脱炭素化に取り組む

 Metso(メッツォ) :2023 年 9 月 29 日

 Aurubis AG (オービス)は 2023 年 8 月に、ドイツのハンブルク銅加工工場の水素対応アノード炉に投資する決定を発表しました。同社は、陽極精製プロセスで使用される、フードと補助装置を備えた完全な水素対応 Outotec アノード炉で構成される、メッツォの実証済みのテクノロジーに依存しています。銅業界初となるメッツォによる水素対応炉の設計においては、オービス との緊密な協力が鍵となりました。設計入力は、2021年にオービス工場で行われた本格的な水素試験に基づいています。受注額は非公開ですが、メタルズの2023年上半期の受注に計上されました。

 オービスは、銅生産における新技術により、年間 5,000 トンの CO2 が削減できる可能性があると期待しています。ハンブルク工場は、陽極炉の還元プロセスに天然ガスの代わりに水素を使用する世界初の銅精錬所の一つとなる。

 メッツォは 1970 年代以来、銅精錬とスクラップ溶解用の陽極炉を供給してきました。Metso Outotec アノード炉は、安全性と持続可能性を考慮して設計されており、エネルギー消費量を削減し、より効率的な精製のためにバッチ サイクル タイムを短縮し、よりクリーンなオフガスを実現します。メッツォは、水蒸気改質または水素機能を搭載したアノード炉を提供でき、どちらも従来の処理媒体と比較してプロセス CO2 排出量を大幅に削減できます。

■ Metso(メッツォ)について
 メッツォは、世界中の骨材、鉱物加工、金属精錬業界に持続可能なテクノロジー、エンドツーエンドのソリューション、サービスを提供するフロントランナーであり、当社のプロセスによりお客様の生産性の向上、エネルギーと水の効率、環境パフォーマンスの向上を支援することで、と製品の専門知識を備えた当社は、前向きな変化を実現するパートナーです。
フィンランドのヘルシンキに本社を置くメッツォは、50 近くの国で 16,000 人以上の従業員を擁し、2022 年の売上高は約 53 億ユーロで、ナスダック ヘルシンキに上場しています。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。