・15年ぶりにモデルチェンジし、作業性・安全性を向上
日立建機は7月31日、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」2014年基準に申請予定の、杭打ち工事などに用いられるリーダレス型基礎機械RX3300-7(運転質量39.8t)を、日本国内向けに8月1日より受注開始すると発表した。従来モデルRX3300-3から15年ぶりのモデルチェンジとなる。
基礎機械とは、スクリュを回転させるオーガや、矢板などを振動させて地中に貫入させるバイブロハンマを用いて、建物の基盤となる杭の設置や柱状の土質改良、土が崩れるのを防ぐための土留め用の矢板の打設・引き抜きなどに使用される建設機械。
基礎機械では、スクリュや杭などの打設・引き抜き時の角度をガイドする「リーダ」をフロント部分に備えるタイプが一般的。しかし、リーダの設置や撤去にはクレーン作業が必要になる場合があるほか、フロント先端に重量のあるリーダを備えるため、アームが伸ばせず作業範囲が狭くなってしまいる。日立建機のリーダレス基礎機械RXシリーズは、多関節のフロントを備えており、そのうち2本のアームを独自技術で制御する。1本のレバー操作でアーム先端を水平・垂直に移動させることが可能で、リーダ無しで高い精度でスクリュによる掘削や杭の打設を行うことができる。リーダレスのためクレーン作業が不要となるほか、広い作業範囲の確保や柔軟なフロント姿勢での作業が可能で、狭小地や高さ制限のある場所、段差のある現場にも対応する。
詳細は、ニュースリリース
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