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ボッシュ・レックスロス、スロベニアで新工場開所、スロベニア政府が発表

 スロベニア政府 :2023年6月16日

・ロバート・ゴロブ首相:技術、知識への投資、従業員満足度が付加価値向上の鍵となる

 Robert Golob (ロバート・ゴロブ)首相は本日、Bosch Rexroth (ボッシュ・レックスロス)生産工場の開所式に出席しました。ボッシュ・レックスロスはスロベニアで 25 年間操業しており、Brnik(ブルニク)の新工場の開設により、さらに 123 人の雇用が創出されます。1,320万ユーロ(約19.8億円、150円換算)の投資により、モバイルアプリケーションの電動化に向けた成長と将来の活動の余地が生まれます。

 スロベニア政府は、ボッシュ・レックスロスの世界的な製造ネットワークにおけるスロベニアの重要な役割だけでなく、新たな雇用の創出とスロベニアの主要サプライヤーとのサプライチェーンの維持という点での新工場の貢献を認めました。そのため、ボッシュ・レックスロスの新しい生産プロジェクトは、2022年から2025年までの開発プログラム計画に政府によって組み込まれ、829,308ユーロの国の財政的インセンティブで支援されました。

 イベントで講演したゴロブ首相は、気候変動という将来が私たちに待ち受けていることも一因で、今は困難な時期であり、将来の世代への責任から私たちの習慣の多くを変える必要があると述べました。テクノロジー、特に電化は、気候変動にもっと簡単に対処するのに役立ちます。 「そして、私が今日ここで見たことを要約するならば、それはまさに、電化を通じて多くの産業が持続可能な産業への移行を支援できる方法だ」とゴロブ首相は結論付け、テクノロジーと技能・技術への投資の組み合わせが重要であると付け加えました。従業員の満足度が付加価値を高める鍵となります。スロベニアのボッシュ・レックスロスは、環境と地球への配慮、従業員への配慮、そして同時に物質的な幸福への配慮など、すべてを 1 か所にまとめた成功事例です。首相は「スロベニアでもこのような話がもっと見られることを望んでいる」と強調しました。

 なお、現地メディアなどによると、新工場の面積は2万4,500㎡で、うち生産施設面積が1万4,000 ㎡。スロベニアで運営してきた3拠点をすべて新工場に移管する。3 年以内に生産を倍増させ、新たに123人以上を新規採用する。これにより、同国で の従業員数は500人を超える見通し。

 生産品目では電動ドライバーの取り扱いが拡大する。これまではスロベニアで生産 した固定子をドイツなどの工場へ送り、そこでサーボモーターに組み込まれていた が、今後はこの工程をすべてスロベニアで担当する。

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。

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