㈱デサント(東京オフィス:東京都豊島区)は4月10日、約 30 億円を投じてデサントアパレルの水沢工場(岩手県奥州市)を刷新すると発表した。
同社は、2023年3月期第3四半期時点で、主要事業エリアである日本・韓国・中国でバランスよく収益を上げるという成果を出すことができ、2022年11月7日公表の連結業績予想では当期純利益が過去最高益の100億円としている。
中期経営計画D-Summit 2023の最終年度を迎える2024年3月期は日本・韓国・中国の3本柱経営の安定化に加え、戦略の柱に“ブランディング”を据え、新たな成長のための投資も実行する。その一環で、コーポレートブランド『デサント』のモノづくりの中核を担うデサントアパレル株式会社水沢工場を、国内縫製工場として次の50年を見据えた新たな工場とすべく投資するもの。
さらに、水沢工場刷新をはじめとする「モノづくり」力の更なる強化と、『デサント』のプレミアムスポーツブランドとしてのポジション明確化により、次期中期経営計画期間中(25年3月期から27年3月期)に『デサント』ブランド日・韓・中での収益倍増を目指す。
<設備投資の概要>
所在地:岩手県奥州市胆沢小山北蛸ノ手10
主要新築建屋:鉄骨造1階建て
延床面積:約 6,000 m²
主要生産設備:自動裁断機、シームシーリング機、転写プレス機、羽毛充填機、工業用ミシン
総投資額:約 30 億円(建物、設備)
資金調達:自己資金
操業開始時期:2025 年 7 月(予定)
※操業開始時期については変更の可能性あり。